CEOデビッド・マーゲンドルフ

100分の1にICO割れ

プロジェクトは進行中

ここがポイント

  • アリババ出資、実はこじつけだった。
  • ポーンヒーローは上場前には無関係になってた。
  • 上場後下がり続け24分の1のICO割れ

目次

HEROプロジェクトは、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで、東南アジアの銀行口座を持たない人向けに新しい金融システムを提供することを目標とするプロジェクトです。

HEROプロジェクトの母体となる企業「ポーンヒーロー(Powdhero)」は2015年のアジアでもっとも優れたスタートアップ企業に選ばれ、CEOでデビッド・マーゲンドルフ(David Margendorff)はアジアCEO賞を受賞しています。

ポーンヒーロー(Powdhero)のビジネスモデルは無店舗のデジタル質屋とでもいうべきものです。ユーザーは担保となる物品の画像をスマホで撮影しポーンヒーロー送ると融資可能額が提示され、契約が成立するとユーザーには融資額が振り込まれ、物品は宅配便でポーンヒーローに送らせるというものでした。

日本にもブランド品の買取店で似たビジネスモデルがありますね。

HEROプロジェクトはポーンヒーローのビジネスモデルをさらに進化させ、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで、銀行口座を持たない人や銀行から融資を受けられない人でも、Web上での信用調査情報に基づいた無担保ローン利用の可能性ができるというものだそうです。

東南アジアには銀行口座が無くてもスマホは持っているという人は多そうです。貧しい人々に対し無担保で小額の融資を行うマイクロクレジット(貧困層向け金融サービス)は2006年、マイクロクレジットの普及に努めてきた グラミン銀行と創始者ムハマド・ユヌス総裁がノーベル平和賞に選ばれました事で脚光を浴びました。

HEROプロジェクトのホワイトペーパーには、当初出資者として「ソフトバンク」と「アリババ」の名前がありました。

すでにフィリピンで実績のある「ポーンヒーロー」が東南アジアを舞台に立ち上げた新規事業に「ソフトバンク」と「アリババ」が出資というビッグプロジェクトの誕生に、仮想通貨投資家たちの注目はいやがうえにも集まりました。

しかし、上場前にソフトバンクとアリババがHEROプロジェクトには出資していない事が明らかになります。ポーンヒーローはソフトバンクから出資を受けていましたが、HEROプロジェクトには出資していませんでした。

アリババに至ってはポーンヒーローにも出資していませんでした。ポーンヒーローに出資しているファンド会社のファンドに出資しているのがアリババだったようですが、HEROプロジェクトとは無関係で完全にこじつけだったのです。そして、ホワイトペーパーからソフトバンクとアリババの名前が消えました。

HEROプロジェクトのICOに参加した投資家のほとんどがソフトバンクとアリババという巨大企業が出資するプルジェクトなら安心、という理由でHEROプロジェクトを選んだはずですから、プロジェクトから両社の名前が消えた瞬間から強烈な売り圧力が発生しました。

ソフトバンクとアリババの出資が無ければ「東南アジアの貧困層への無担保融資事業」という危険しか感じないビジネスモデルと言っても過言ではない案件でしたから無理もありません。

さらに、何かを焦っているかの如く、HEROプロジェクトの上場はプレセールの終了からわずか1週間後に行われました。プレセールで買いたい人は買った直後に上場しても買い手がいないのは明白。勿論その間に好材料の発表などのサプライズは無く「運営側は早く手仕舞いしたがってる?」と思われても仕方がない状況になりました。

しかも、最初にHEROプロジェクトのHEROトークンが上場したのは、QRYPTOSという日本のQUOINEXが運営する日本人が利用できない仮想通貨取引所でした。実は、HEROトークンの購入者の9割は日本人で、日本人が使えない取引所の上場で「日本人をターゲットにした詐欺では?」という疑惑が発生したのでした。

2018年5月16日約2951円の初値を付けたHEROプロジェクトは一度も初値を超えることなく下落し続けます。買いたいという人がいないのですから仕方がありません。その後日本人が利用できるHitBTCにも上場を果たしますが、後の祭りでした。すでにHEROトークンはSCAM(詐欺)というイメージが定着してしまった為、HitBTCへの上場は日本人ホルダーが売れるようになっただけだったのです。

現在HEROトークンは約3円まで値下がりしていて初値から約1000分の1、ICOでは1枚=0.005ETHでの販売だったようで、購入金額に応じてボーナスもあったようです。とりあえず当時のレートで1ETHが78,000円とすると1枚390円。価値は100分の1以下になっています。

全く、価格が上がる要素がないHEROトークンは全く取引の無い日があるほど市場が閑散をしています。数か月

HitBTCでチャートが消滅していますが、この期間は全くトレードできなかったようです。

HEROトークン市場が閑散としていても、HEROプロジェクトは着々と進行しているようです。

公式Twitterはほぼ毎日Tweetしています。トークンのアップデートを知らせるTweetをしたり、ホルダーと運営側をつなぐ役割を果たしています。

公式フェイスブックもまめに更新されていて2月にはAMA(Ask Me Anything)セッションが行われたようで、不安なホルダーはプロジェクトの進行状況を直接運営側に質問できる場まで設けられています(多分英語のみ) 

果たしてこの状況、プロジェクトは進行しているのか、詐欺を隠すための芝居なのか?ちょっと判断がつきにくい状況です。

 

 

ソフトバンクとアリババの出資が無かったという点は確かに問題ですが、ポーンヒーローにソフトバンクは出資していて、アリババからの資金もファンドを通じて間接的にポーンヒーローに入っている以上、詐欺と断定は出来ません。

今後、プロジェクトが成功するかどうかは不透明ですが、何かポジティブなニュースが出たら検討しても良い気もします。現状では様子見が一番でしょう。

 

この記事は、中川大輔のITO(イニシャルタレントオファーリング)コスプレトークンは、自分が1年以上上場せずに放置していたプロジェクトであることを棚に上げて、他のICO案件を詐欺だと名指しで批判しまくって話題になっているので、中川大輔がやり玉に挙げたプロジェクトは本当に詐欺なのかを検証する企画です。

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