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SBlock(エスブロック) ついに事実上の出金停止に!【2019/11/6更新】
高配当付きウォレットが次々破綻する中、代替の投資先として人気を博していたSBlock(エスブロック)がとうとう事実上の出金停止になりました。
「事実上の」というのはSBlockが手の込んだ施策で巧みに投資家の資産を幽閉に追い込んでいったからです。【仮想通貨の鉄人】が検証します。
SBlockの登場は2019年6月ごろと思われます、7月にプラストークンが出金不能になり、後を追うように多くのウォレット系HYIPが破綻しました。SBlockはそれらから脱出したユーザーを吸収する形で勢力を伸ばしました。
多少のトラブルはあったものの、当初は完全に出金が停止するような致命的なトラブルは無かったようです。
しかし10月に「2019/12/1 WBFxへの上場決定」とマルチのアップ(マルチ商法組織の上層部)が喧伝するようになってから雲行きが怪しくなります。恐らく表面には出ないところで出金遅延などのトラブルが多発してきたため、顧客のつなぎ止めの為のフェイクニュースだったと思われます。
ポンジスキームにとって新規参加者の減少と既存の投資家による出金の増加は破綻に直結するためあの手この手で新規を増やし出金を抑えようとしまうす。出金停止はその最たるものですね。
上場するから大丈夫という説得は効果がなかったようで、SBlockはここから既存の投資家に厳しいい施策を次々打ち出します。
まずは10/28 投資家がウォレットに入れている全部の仮想通貨をUSDS(StableUSD )というステーブルコイン(USDと価格が連動する仮想通貨)に強制的にスワップ(交換)したのです。しかも、ウォレット内ではUSDSをSBOというSBlockの独自通貨にしか交換できませんでした。
当初SBlockは投資家に「なるべく早く、ウォレットにあるUSDSをSBOにスワップするように呼び掛けていましたが、さすがに無茶なやり方をするSBlockを信用する投資家は少なかったようです。案の定スワップしたSBOにはロックがかかっている為、BTCはもちろんの事、いかなる通貨とも交換できない状態だったようです。
SBOへのスワップが進まないと見るや否や、11/15にUSDSをSBOへと強制的にスワップすると発表しました。
Sblockには「planFlash」という運用商品があり、これは「マイニングシティ」のようにリース料の名目で投資元本は前払いで償却されてしまいますが、月利5~10%程度の黒字にはなったようです。スワップ前に「planFlash」に参加した投資家は、10/31には出金出来たという情報もあります。
しかし、Sblockが極めて強引な行動に出ている中、「planFlash」に新たに参加して同様の利益が得られる可能性は低く、投資家は八方塞がりな状態です。
事実上出金不可能なので、2019/12/1 WBFxへの上場がなされ、SBOのロックが解除されて出金できるようになる可能性はありますが、上場仮想通貨市場は需給で成り立っている為、SBOを買う投資家がいなければ意味はありません。
果たしてこの惨状を見てSBOを欲しいと思う投資家がいるでしょうか?
SBlockは飛んだウォレットの被害者救済をうたっていたが…
プラストークン、wotoken、クラウドトークンと相次いで出金できないくなっている、あるいは入出金に以上に時間がかかる、というトラブルが続発している高配当型スマホアプリのHYIP案件。
そろそろスマホアプリ型のHYIP(高利回り投資案件)も終わりか?という噂が絶えない中で、代替え案件として注目を浴びていたのが、「SBlock(エスブロック)」でした。
アフィリエイターのブログによると
SBLOCKは、今持っている仮想通貨を専用のSBLOCKアプリのウォレットに入れておくだけで、月利6%~20%が配当としてもらえる、ヨーロッパの取引所が発行する次世代の仮想通貨の配当ウォレットです。
だそうです。この手のHYIP案件を取り上げるとき必ず説明しますが、
現在、国、地域、通貨、仮想通貨、投資手法を問わず、月利6%~20%の配当がもらえるような投資案件は存在しません。配当ではなく単発的な売却益ならともかく、ほったらかしで月利6%~20%となるとポンジスキーム(自転車操業による投資詐欺)を疑うべきです。
ポンジスキームは投資家から集めた資金を投資せず、集めた資金をプールしてその中から配当を支払う自転車操業が基本です。月利6%~20%の場合、100万円預かったらその中から6万円~20万円渡すのです。
何もしないで6万円もらえた投資家が宣伝すると、新しい資金が集まりますから、配当を払えなくなるまで投資家を集め続けて限界が来たら飛ぶ(逃げる)のです。
このポンジスキームをより効果的に運営するためMLM(マルチ商法)のスキームが利用されます。投資家に配当に加えて紹介料も払うのです。しかも紹介料は自分の紹介者が新たな紹介者を連れてきた時にも払われるようにします。これによって配当だけでなく紹介料も不労所得化していくからです。
「SBlock(エスブロック)」も、典型的なピラミッド構造の紹介システムを持っている事と、本来高い配当を生むはずの仮想通貨投資に関する情報が、サイトにもホワイトペーパーにも一切ない(どこにそのように投資してるのか全く投資家にはわからない)点で、典型的なポンジスキーム+マルチ商法のビジネスモデルになっています。
SBlockは登場当初多くのHYIP案件が破綻、あるいは破綻と変わらない状態であることを利用して、被害者救済をうたってMLM組織を拡大しましたが、中身は先に登場したポンジマルチと変わらず、結局多くの投資家の資金を幽閉(ロック)する形で終わりを迎えることになりそうです。
奥田邦夫は クロスエクスチェンジ のメンバー 元CEO Ivan Bolonikhinには横領の疑い
ホワイトペーパーに名前がある主要メンバーの中で唯一の日本人が奥田邦夫です。
リンクトインを見ると「ミャンマーゴールドコイン(MGC)」という仮想通貨のCEOらしいです。【仮想通貨の鉄人】ともあろうものが「ミャンマーゴールドコイン(MGC)」を知らなかったのでcoingekkoを見てみると、全く取引されていないクソコインでした。
私が奥田だったらプロフィールから抹殺するレベルですね。
というか、こいつ誰?
と思ってググってみたら、話題のHYIP案件「クロスエクスチェンジ」のメンバーに名前がありました。
奥田 邦夫
BAMPLE Association 代表
彼は暗号通貨の投資家で、起業家でもあります。彼は日本のICOアナリストとしてトップの影響力を持ち、ICO分析に熟練しています。 彼はIDACBという世界のブロックチェーン及び暗号通貨の専門家が世界から招集されたアドバイザーに就任しました。 IDACBは今後ICO諮問委員会が設立され、ICOに関する国際的な協議が行われていく。 彼は現在、GazeCoin、Swissborg、Lucyd Morpheus Labsなどに携わっています。かつてはOmiseGOとCindicatorのメンバーであった。
『彼は日本のICOアナリストとしてトップの影響力を持ち、ICO分析に熟練しています。』というところは笑うところでしょうか?「ミャンマーゴールドコイン(MGC)」の価格が今ほぼゼロなのですが、ICO分析に熟練してもこうなるもんでしょうか?本人に直接聞いてみたいですね。
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クロスエクスチェンジに「清水聖子」参戦で詐欺確定か?
元CEO Ivan Bolonikhin(イワン・ボロニキン) さんは元パンケーキ職人(笑)
「SBlock(エスブロック)」のホワイトペーパーを見ると、ブロックチェーン界隈の有名人は全く参加していません。
初代CEOの Ivan Bolonikhin(イワン・ボロニキン)はリンクトインのプロフィールでは
彼はTwitterで働いており、2013年以来、ブロックチェーン業界。シリコンバレースターのCOO兼共同創設者
起業家プロジェクトElevenbots、GoldFinch、STOBox高度な業界意識、リスク意識優れたプロ品質。
人生の長いロマンチックで自由主義者、そしてペストリー専門家および食品審査の専門家。
とあります。しかし彼がTwitterにいたという記録はどこにも見当たらず、FaceBookもブロックチェーン業界に入ったという2013年から「SBlock(エスブロック)」がローンチされるまでの間はほとんど更新されておらず、家族写真などプライベートの画像があるだけで、そんな活動をしていたのかさっぱりわかりません。
「ごっそり削除された」形跡がありますね。
そして2013年以前はうわさ通り、お菓子職人でパンケーキを焼いていたっぽい画像ばかり並んでいます。
どう考えても怪しかったのですが、この話題で叩かれだすとCEOを辞任してSKYTEXウォレットというHYIP案件のCEOに就任します。いうまでもなくこの案件も詐欺としか思えないです。
イワンにはSBlockの資金を横領したことがばれて追放されたという噂もあります。
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SKYTEXウォレットはSBLOCK前CEOのHYIP案件リブラに投資してると言い出し詐欺確定
「SBlock(エスブロック)」はアップルストア公認か?
『「SBlock(エスブロック)」はアップルストアでダウンロードできるから詐欺じゃない』
と主張するアフィリエイターがいるので、実際にダウンロードして使ってみようと思い、公式サイトにアクセスしてみました。
サイトにはアップルマークがありますが…
クリックしてもアップルストアではなく、野良アプリとしてダウンロードできるだけでした(笑)
アフィリエイターは自分で確認せずに記事書いてるんでしょうか?それともばれないとでも思ってるんでしょうか?
ちなみに、アンドロイド版には、「SBlock(エスブロック)」に偽アプリがあるようで、アフィリエイターが注意を呼び掛けていますが、【仮想通貨の鉄人】としては両方ともダウンロードしない方が良いと思います。
「SBlock(エスブロック)」はスマホアプリで仮想通貨ウォレットのように見えますが、どこにどのように投資して配当を出すのかが不透明です。
「SBlock(エスブロック)」総評
「やっぱり」という感じで事実上出金不可能になったSBlock。ウォレット系HYIPはもう終わりですね。
ユーザーの口コミ(4)
不安定
他のウォレットアプリの出金できない現象と違ってもともとSBLOCKはそうだが不安定でしょっちゅう落ちたり送金できなかったり出来ても時間がかかりすぎるアプリだったので何とも思わない俺ガイル
BLOCKECO
名前が似ててややこしいせいかBlockeco勢はSBLOCKを目の敵にしていて、プラストークンと一緒に飛ぶとか出金できなくなってるとか滅茶苦茶なデマを拡散していて困る。TwitterでBLOCKECOと検索するとなぜかSBLOCKのアフィカスにぶつかるのも迷惑だ。誰か助けて~
Sblock
Sblockがブロックチェーンなんて全然関係ないなんちゃってアプリでいわば偽者なのに、そのまた偽アプリが出るカオスw
パンケーキ食べたいw
イワンの経歴が怪しすぎて、確実にフェイスブックは都合の悪い投稿を数年分に分かって削除しちゃってるけどいっそやめればいいのに。ちょっと手が出せない案件だ。