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俺たちのマカフィー砲を継承!イーロンマスク砲炸裂!!ドージコイン爆上げ!!!
セキュリティソフトの元祖「McAfee(マカフィー)」創業者、ジョン・マカフィーが仮想通貨について前向きな発言をするたびにビットコインや関連するアルトコインの価格が暴騰するマカフィー砲が神通力を失って久しいですが、仮想通貨市場にあらたな「 PumpStar」が現れました。
電気自動車企業テスラの共同創設者およびCEOで宇宙開発企業スペースXの創設者およびCEOでもあるイーロン・マスク(Elon Reeve Musk)の呟きで柴犬のアイコンでおなじみの仮想通貨ドージコインが爆上げしたのです。
20201年2月4日、その2日前にしばらくTwitterを休むと呟いていたイーロンマスクがライオンキングの雑コラとともに
Dogecoin is the people’s crypto ”ドージコインは人々の暗号資産だ”
とつぶやき、ドージコイン爆上げの口火を切りました。
2月7日には先の雑コラにスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)とのジーン・シモンズを追加した画像をツイート、ドージコインは同日一時0.0872ドルまで高騰して1月末に記録した最高値0.078ドルを更新します。
その後価格は下落に転じていて、
イーロンマスクは2月11日
"Bought some Dogecoin for lil X, so he can be a toddler hodler"
『lil X(息子)の為に少しドージコインを買ったよ、彼はよちよち歩きのホルダーになれる』
とツイートしていますが、価格を乱高下させるにとどまり、下落傾向は継続しています。
イーロンマスク砲が2021年の仮想通貨市場をさらなる高値へと導くのか、はたまたお約束の「Pump and dump(パンプ&ダンプ)」によるイナゴ投資家虐殺の序曲なのか?
【仮想通貨の鉄人】が検証します。
ビットコインとテスラの株価に相関関係はあるのか?
2020年2月8日ビットコインの価格は前日比約15%近く上昇し、一時は約4万4800ドル(約470万円)と史上最高値を更新していました。
そして絶妙なタイミングでテスラは、SEC(米国証券取引委員会)へビットコインを15億ドルを購入した事を報告した事を明らかにしました。
テスラは同時にビットコインをテスラ製品の支払い方法として受け入れ始める予定である事も発表。テスラの発表後わずか20分ほどでビットコイン価格は更に約10%も上昇しました。
1月からイーロンマスクはTwitterのプロフィールに一時ハッシュタグ「#Bitcoin」を入れるなどして、彼がビットコインの支持者であることを明らかにし、「パーティーに遅れた」と認めていました。
ビットコイン支持と公にする前の2020年12月、イーロンマスクはビットコインに多額の投資を行っているマイクロストラテジー(MicroStrategy)CEOのマイケルセイラー(Michael Saylor)とTwitterで会話しました。
マイケルセイラーはイーロンマスクに「株主に1,000億ドルの恩恵を与えたい場合は、テスラの貸借対照表を米ドルから#BTCに変換しよう。S&P 500の他の企業はあなたの先導に従い、やがて1兆ドルの恩恵に成長するだろう。」とTweetしました。
イーロンマスクは、「そんな大規模取引が可能かい?」と答えましたが、この対話がテスラのビットコイン投資決定の前兆の可能性が囁かれています。
テスラは初の黒字化が好感されて株価が高騰していますが、本業である自動車販売は相変わらず赤字で二酸化炭素の排出権をガソリン車メーカーに販売する事で利益を得ています。
電気自動車開発には引き続き多額の研究開発費が必要であり、テスラは昨年成長投資のために100億ドル以上の資金調達に成功しましたが、直ぐに使う事の無い運転資金以外の資産の一部をビットコインに投資したようです。
これは非常に強気の投資と言えますが、ビットコイン価格の変動の大きさは言うまでも無く、ビットコイン価格が下がるとテスラの経営が大きく傾く危険性もあります。
Twitter投資の危険性とフェイクニュース
テスラのビットコイン投資はポジティブなニュースとしてとらえられましたが、前述の通りテスラは電気自動車メーカーとしては今だに赤字のスタートアップです。
2020年7月にはテスラ株の時価総額(3329億ドル≒35兆6800億円)が日本に上場する全自動車メーカー9社の合計(約34兆4705億円)を上回李話題になりました。
これは、世界的なガソリン車から電気自動車への転換の流れから将来への期待で買われているもので、企業の現在価値を現したものではありません。
電気自動車の分野で将来も他社をリードし続けられる保証はなく、開発費に回すべき資金をビットコイン投資にまわすテスラの姿勢に批判もあります。
ニューズウィーク日本版の報道によると、テスラの内部関係者を名乗る人物がビットコイン投資についてネット掲示板「レディット」に投稿していた内容は作り話だったそうです。
今後もフェイクニュースが発生する可能尾性は高く、ビットコイン投資にテスラのニュースを絡めるのには高いリスクがあると言えるでしょう。くれぐれもTwitterで有名人のTweetを過信してイナゴ投資家になる事は避けましょう。
イーロンマスクのドージコイン関連のつぶやきも、テスラのビットコイン投資と異なり、軽口の域を超えない物ばかりです。イーロンマスクは赤ちゃんに買ってあげたドージコインは1枚だけだった可能性もあるのですから。
【2021/2/14追記】モルガン・スタンレーがビットコインへの投資を検討とブルームバーグ報じる。
アメリカ合衆国のニューヨークに本拠を置く国際的な金融機関グループであるモルガン・スタンレー(Morgan Stanley, NYSE: MS)のグローバル投資部門で、1500億ドル(約15.7兆円)の資産を運用するカウンターポイント・グローバル(CounterpointGlobal)がビットコインへの投資を検討していると大手金融情報サービス会社ブルームバーグが関係者の話として報じました。
モルガン・スタンレーはビットコインへの投資を発表したテスラに強気の投資判断をしているだけでなく、資金の一部をビットコインに換えて保有する財務戦略を進めるビジネスデータの管理・分析サービスを展開するBusiness Intelligence(BI)のグローバルリーダー企業マイクロストラテジー社の株式11%を保有する事で間接的にビットコインに投資していました。
モルガン・スタンレーの広報担当は、今回の報道に対してコメントを控えましたが、もしモルガン・スタンレーがビットコインに直接投資するとしたらアメリカ合衆国の金融当局の承認が必要になると言われています。
(引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-14/QOJ9FIT1UM0X01)
イーロンマスク砲に続くバレンタインプレゼントにビットコイン市場は過熱し、BTC/JPY市場は1BTC500万円の節目を超え、BTC/USD市場も次の節目である1BTC=5万USDを狙う展開になっています。
ビットコインとテスラ/イーロン・マスク&モルガン・スタンレー まとめ
テスラのビットコイン投資はSECに報告済みで間違いのないニュースですがモルガン・スタンレーに関しては投資を検討しているらしいという関係者の話をブルームバーグが報道しモルガン・スタンレーは肯定も否定もしていないの注意が必要です。
しかし報道を明確に否定していない事から、近い将来モルガン・スタンレーのどこかの部門がビットコインに直接投資する仮想性は高いと思われます。
500万円を超えた価格水準でのビットコイン投資には勇気が要りますが、安易な空売りはもっと危険で初心者が手を出すべきではない局面と言えるでしょう。
ユーザーの口コミ(9)
コインチェック
コインチェックのTVCM見るたびにイラっとする。
ビットコイン500万円
買値じゃなくて売値で500万円以上で利確出来るなら利確したい。200万円台で一回利確してしまってすげー後悔してる。
モルスタビットコイン投資?
1部門とはいえカウンターポイント・グローバルの運用資産は500億ドルもある。モルガン・スタンレー証券のビットコイン投資は脅威でしかない。
米株大好き
S&P500だけでなくナスダック100も上がってます。日興証券の米国株NSQ100 (2568)をドルコスト平均法でコツコツ買っていたけど、爆上げに次ぐ爆上げでも借金してでも安い時に一気に買った方が良かったと後悔してます。2/25上場のMXSナスダック100 (2631)は手数料が安いので、こっちを大人買いしてみようかな。イーロンマスク様さまです。
イーロンマスクはテスラの単独創業者ではない件
イーロンマスクはPayPalなど先に成功した起業の後宇宙開発企業スペースXの創設者およびCEOとなり、テスラはスペースXの開発に時間がかかっている間のつなぎとして出資したため共同創設者となっている。彼にとっては本命ではない。だから電気自動車の開発にはあまり力が入っていないので収益構造も電気自動車より二酸化炭素の排出権だとか仮想通貨だとか、明らかに別物に頼る格好になっている。
S&P500
テスラはS&P500に2020年12月21日に追加されてるので、テスラ株の爆上げでS&P500も影響を受ける。テスラの現在の時価総額はおよそ4000億ドル(約41兆5600億円)。米ゼネラル・モーターズ(GM=約600億ドル)、米フォード・モーター(約350億ドル)、トヨタ自動車(約2000億ドル)といった伝統的な自動車メーカーをはるかに上回る一方でテスラの売上高は300億ドル足らずにとどまっていて黒字はカーボンクレジット(二酸化炭素の排出枠)の販売収入によるもの。これだけでは他社が電気自動車のシェアを増やせば経営が持たない。そこで新たな収入源として登場したのがビットコインだった。
>>マカフィー砲並みに有害
日本人ならMONA買えよMONA!
>マカフィー砲並みに有害
エミンユルマズは、テスラがビットコインを買ってS&P500がテスラとシンクロしたためS&P500とビットコインがリンク、ビットコインが崩れたら米株も崩壊すると予言している
マカフィー砲並みに有害
『イーロンマスクが煽ってDOGEが育てば育つほど、よく分かってない人達が「ビットコインは唯一無二の絶対的存在ではなくていくらでも新しいトークンが代替する」と考えるので結果としてクリプト全体が死ぬ気がする。』というヨーロピアン氏のTweetは秀逸